トリノオリンピック ソチオリンピック クロスカントリーで起きた感動実話

クロスカントリー 感動実話

毎回さまざまなドラマがうまれるオリンピック。

感動的な場面が多いですよね。

そんな中から今回は、2006年のトリノオリンピック、2014年のソチオリンピックのクロスカントリー競技で起きた感動実話をご紹介。

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競技中にストックが折れる!その時…

事が起きたのは、2006年のトリノオリンピック、クロスカントリー女子団体スプリントの決勝。

上位チーム争いをしていた、カナダチームのサラ・レナー選手の左ストックが壊れてしまいます。

サラ選手は残った右ストックだけで競技を続けますが、順位はどんどん後退。

そんな中、偶然近くにいたノルウェーチームのコーチ、Bioran Hokensumen氏がサラ選手に自分のストックを渡したのです。

カナダもノルウェーも共にメダルを狙える強豪チーム。

ここでストックを渡さなければ、カナダをメダルから遠ざけることも可能です。

しかし、Bioranコーチはカナダチームにストックを渡したのです。

その時のようすはこちら。

1:00あたりからストックを渡す様子が見て取れます。

その結果、カナダチームは銀メダルを手にします。

一方、ノルウェーチームは4位と言う結果となってしまいました。

残念な結果になってしまったノルウェーチームですが、ノルウェーではこの行為を批判する意見はあまりなかったそうです。

というより、ノルウェーではこのニュースはあまり話題にならなかったそう。

Bioran氏は当時のインタビューにこう応えています。

私がしたことは当然のことだ。

コーチとして今まで多くのポールを渡してきたが、この特別なポールは今まで私が夢見たことより大きな結果をもたらしてくれた。

I only did what was completely natural for me.

As a ski coach I’ve handed over lots of ski poles, but that particular pole had greater consequences than I could ever dream of.

引用 NEWS in ENGLISH.no

その後Bioran氏は、この行為がたたえられ、トリノオリンピックの国際フェアプレー賞を受賞しています。


カナダからノルウェーへ届けられた感謝の贈り物

Bioran氏の行為に感動したカナダ人たち。

連日、カナダのノルウェー大使館には沢山のお礼の電話や手紙、メールが届いたそうです。

そして、「プロジェクト メープルシロップ」が開始されます。

Bioran氏にカナダ名産のメープルシロップを贈ろう!という寄付の呼びかけです。

そして、集まったメープルシロップはなんと、5.2トン、7,400缶!

しかも、このメープルシロップには関税をかけないと、カナダとノルウェー政府で協定も結ばれました。

後日、大量のメープルシロップを受け取ったBioran氏はこのようにコメントしています。

メープルシロップ

引用:Ostlendingen

甘くて、ちょっと珍しいね。
ときどき食べるかもしれないけど、1日5回はないね。

It’s sweet, and a little unusual.

We might have it from time to time, but not five times a day.

引用 CBC

実はノルウェーでは、メープルシロップは一般的な食品ではなく、Bioran氏もメープルシロップを食べたことがなかったそうなんです!

メープルシロップ、あんなにおいしいのに。

カナダと言えばメープルシロップなのに ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

ちなみに、ノルウェーではレフセ(Lefse)というパンケーキのようなものがよく食べられているそうです。

そして、1日の食事の回数は4~5回の方が多いそうなので、ジョークなんでしょうね。

その後も、カナダ人の感謝の気持ちは止まりません。

Bioran氏はカナダで2週間の休暇を過ごし、カルガリーで行われる世界最大のロデオフェスティバルの名誉ゲストとして招かれました。

ポールを受け取った、カナダチームのサラ選手は、ワインとお礼の手紙を送っています。


感動物語はソチオリンピックでも続く

クロスカントリーの感動物語はこれだけでは終わりません。

2014年、ソチオリンピックでも同じようなことが起こります。

それは、クロスカントリー男子の準決勝。

ロシアのガファロフ・アントン選手は他の選手に接触し、転倒してしまいます。

片方のスキー板は壊れ、まともに滑る事すらできません。

転倒を繰り返しながらも、片方だけのスキー板でゴールを目指すアントン選手。

しかし、ゴール数百メートル手前で再度転倒。

なかなか起き上がることができません。

すると、近くにいたある人物がスキー板を交換しに駆け寄ったのです。

その人物とは、カナダ人コーチのジャスティン・アズワース氏。

ジャスティン氏は、2006年トリノオリンピックでノルウェーチームに助けられた、サラ選手のチームメイト、ベッキー選手の旦那さんだったのです。

その時の様子はこちら

ジャスティン氏はインタビューにこのように答えています。

フィニッシュラインを超えるとき、アントン選手にスキーヤーとしての尊厳を持たせてあげたかった。

I wanted him to have dignity as he crossed the finish line.

引用 The Washington Post

ジャスティン氏は同じ競技をする者として、アントン選手のもがく姿を見ていられなかったのでしょうね。

まとめ

毎回さまざまなドラマが生まれるオリンピック。

今度のオリンピックはどんな物語がまっているのでしょうか。

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