母親は脱獄犯!?逮捕された母に子供たちが起こした奇跡の感動実話

Walsh family

引用:OPRAH.COM

2008年、アメリカ・カリフォルニア州で32年もの間、逃亡生活を送っていた「マリー」という女性が逮捕されました。

彼女の本当の名前は、スーザン・ルフェーブル。

夫と3人の子供たちと幸せに暮らす、普通の主婦でした。

しかし、彼女には誰にも言えない過去があり、偽の名前「マリー」として生活していました。

彼女はなぜ、32年間も逃亡生活を送らなければいけなかったのか。

そして、逮捕後に彼女の子供たちが起こした奇跡の感動実話とは。

今回は、そんな彼女の数奇な人生をご紹介いたします。

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母親が逮捕される

2008年、アメリカ・カリフォルニア州。

マリーは会社役員の夫・アランと3人の子供たちに囲まれ、幸せに暮らしていました。

マリーは、8000万円以上の豪邸に住み、レクサスSUVを運転し、ボランティア活動にいそしむ理想の母親でした。

しかし、そんな幸せもある日突然崩れ去ります。

マリーの元に警察が訪れたのです。

「あなたはスーザン・ルフェーブルですね?」

そして、マリーは逮捕されてしまいます。

実はマリーは、32年前に刑務所を脱獄した脱獄犯だったのです。

夫・アランと子供たちは、なぜ母・マリーが逮捕されなければならないのか理解できませんでした。

マリーは、夫にすら自分が脱獄犯であることを言っていませんでした。

マリーは数年前に亡くなった母親の葬儀にも出席せず、過去のことはずっと秘密にして生活してきたのでした。


マリーが最初に逮捕された理由とは?

マリーこと、スーザンは、ミシガン州で生まれました。

両親は厳格なカトリック信者で、彼女は厳しく育てられたそうです。

そんな彼女にもボーイフレンドができます。

しかし、ボーイフレンドがベトナム戦争で戦死。

それがきっかけとなり、スーザンは荒れた生活を送るようになります。

そんなある日、19歳になったスーザンは、友人とマリファナを密売した容疑で逮捕されてしまいます。

しかし、スーザンは友人に頼まれて車を出しただけで、密売は行っていませんでした。

Susan LeFevre

引用:Daily Mail

当時のスーザンの弁護士は「初犯だから、罪を認めても執行猶予がつく」とスーザンを諭します。

スーザンは以前マリファナを使用したことはありましたが、弁護士は陪審員の情状酌量を狙ったのです。

そして、スーザンは弁護士を信じ罪を認めます。

そして、判決。

弁護士の思惑とは裏腹に、彼女に課されたのは懲役10年~20年と重いものでした。

実は当時、スーザンが裁かれたサギナウ群では、その背景に関わらずマリファナ関係の犯罪は懲役10年から20年の判決が下っていました。

背景には現在もアメリカで問題になっている『刑務所ビジネス』がある、と言われています。

刑務所の受刑者は安価な労働者として企業に重宝されているのです。

現在でも受刑者の時給は数十円だそうです。

多くの受刑者を送り込めば送り込むほど、役所も企業も儲かるのです。

そんな背景もあり、スーザンは長すぎる判決を受けてしまったのです。


祖父の勧めで脱獄

刑務所での生活も14か月を過ぎたころ、スーザンのおじいさんが面会にやってきます。

刑務所でのつらい生活と、重すぎる刑に嘆くスーザンをかわいそうだと思ったおじいさん。

スーザンに脱獄することを提案します。

そして、2人は脱獄の計画を立てます。

スーザンはシーツ交換の仕事の際、看守の目を盗み、6メートルの有刺鉄線のフェンスを登り脱獄。

待っていたおじいさんの車に飛び乗り、ヘリコプターが捜索を続ける中、ミシシッピ州の自宅へたどり着きます。

その後、母親から3万円を受け取り、友人と西海岸まで逃げたのでした。

カリフォルニアにたどり着いたスーザンは『マリー』と名前を変え生活し始めます。

しかし、アメリカの社会保障番号(日本でいうマイナンバー)を持っていないスーザンは、定職に就くことができません。

なんとか社会保障番号を得ようと考えたスーザンは、適当な社会保障番号で運転免許の取得を試みます。

すると、なんと適当な社会保障番号で運転免許が取得できてしまったのです!

当時は、コンピューターによる照合システムもなかったため、適当な番号でも取得できてしまったようです。

こうして社会保障番号と運転免許を取得したスーザンはマリーとして定職を得ることもできたのです。


再逮捕後、夫や子供たちが取った行動とは?

再逮捕後、ミシガン州の刑務所に戻されたスーザンは、5年間の保護観察処分と18か月の仮釈放を言い渡されます。

それを聞いた子供たちは、ミシガン州知事に減刑の嘆願の手紙を送ります。

そして、母を助けてほしい、と訴えるウェブサイトを立ち上げます。

Marie Walsh and 2 daughters

引用:Daily Mail

すると、スーザンと関わってきた、近所の人々などからたくさんの応援の言葉が届き始めます。

母・マリーは子供たちにとって、ほかの母親たちと変わらず素晴らしい母親でした。

そして、地域の人々にとっても良き隣人だったのです。

また、長年犯罪を犯さずまじめに暮らしてきたスーザンを思い、全米中から多くの減刑嘆願の手紙が届きました。

多くの人は、自分自身で更生したスーザンが再度収監される必要はないと感じたのです。

そして、13か月後。

子供たちの願いが叶い、スーザンは仮釈放されたのでした。

その後のスーザンは?

マリーは刑務所にいる間、自伝の執筆活動を行っていました。

仮釈放後は、家族の待つカリフォルニアに戻り、本を書きあげます。

そして、刑務所内での囚人に対するひどい扱いに目を向けてもらうために、本の宣伝活動をします。

そのために、メディアにも多数出演しました。

その後、ある程度目的を達したスーザンは、メディアから姿を消します。

スーザンは最後のインタビューでこのように答えています。

私は静かな人生が好きだわ

I like a quiet life.

現在は、本名のスーザンではなく、32年間過ごした名前「マリー」で生活しているそうです。

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